猫と日常

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オタク男子は結婚相手としてどうか

「女性の恋の実態」も「男性の気持ち」も知り尽くした失恋ホスト集団・桃山商事が、女性から
よく受ける相談や、読者から寄せられた相談、最近耳にした話などを取っ掛かりに、男性の心理、
本音、実態を紹介しつつ、働き女子たちのために、幸せな恋愛・結婚を手に入れる方法を話し合います。

◆ 本日の相談 ◆
オタクの男性は結婚相手としておススメか?
アニメオタクの友達が多い男性によると、「ゴルフや車に大金を使うタイプの男性より、
オタクの男性のほうが趣味に使う金額は少なく、家にいることも多いので、結婚相手として
意外とオススメ」とか。それはホントですか? オタクの人たちは、一般的に女性との
コミュニケーションが苦手な方が多いイメージがありますが、そんな男性にうまく
アプローチする方法を教えてください。(32歳)

■結婚相手として魅力的に映る理由とは?

清田 う~ん、これは難しい質問だねえ。ヘタなことを言うとネットで叩かれそうな話題だし……。

佐藤 まあ、そうだよね。でも、昔だったら恋愛対象の外に置かれがちだった「オタク」という存在が、
結婚相手として注目されつつあるというのはおもしろい現象だとも思う。学生時代は中古ゲームオタクとして
アキバを漂流していた私としては、非常に興味深い話題です(笑)。

清田 なるほど。では、まずは慎重に、前提部分から考えてみたいんだけど、この話っておそらく、
マーケティングライターの牛窪恵さんが提唱している説に端を発していると思うのよ。牛窪さんは
『「ゆるオタ君」と結婚しよう!』という本を書いていて、その中でオタク男子のメリットについて
語っている。そこから、「これまで恋愛対象に入ってこなかったオタク男子だけど、よく考えると
結婚相手としてありじゃない?」みたいな風潮が生まれたという流れがあるよね。

佐藤 何が「あり」なのかというと、オタク男子に備わっている性質が、結婚相手としてみると意外と
魅力的に映るってことなんだよね。例えばその本には、「AKBオタクの男性は、頑張っている女性を
応援するマインドを持っているので、結婚相手としてオススメ」というようなことが書いてある。
牛窪さんの旦那さん自身もゆるいオタクなんだよね。

清田 身のまわりにもオタク男子好きの女子は結構いて、彼女たちは「オタクは知識量が多く、
頭がいい」とか、「理系が多くて、総じて収入が高い」「女性に慣れてないが、気は優しい」
「ファッションセンスはないが、磨けばイイ男になる」などと語っていた。

佐藤 さらに、オタク男子には未婚者が多いので、市場として「ブルーオーシャンだ」みたいな見方もあるみたいだね。

今国 とはいえ、そもそも女性はオタク男子のことを好きになるんですか?

編集部 もちろん人によるとは思いますが、女性とのコミュニケーションを苦手とする人が多く、
「浮気しなさそうで安心」とメリットを感じる女性は結構多いんじゃないでしょうか。

小野 普通に考えたら、こだわりの強い人ってつき合いづらいよね。相手からしたら
わけのわからないモノに時間やお金を使ってるように見えるだろうし、会話もかみ合うかわからない。
でも、逆に言えば趣味の部分さえ「どうぞご自由に」って許してしまえば、他は割と悪くないかもっていうのが、
女性から見たオタク男子の魅力なんだろうね。

清田 熱中するものがあって、これまで恋愛に目を向けてこなかった男たちが、アラサー女性に
とって「掘り出し物件」として映り出したってことかもね。

■オタク男子の複雑な心理

清田 一方のオタク男子たちは、結婚対象として見られ始めたことをどう感じるんだろうか。

今国 えっ、普通にうれしいんじゃないの? だって、それまでモテなかった人がモテ始めるってことでしょ?

佐藤 いやいや、そんな単純なことじゃないでしょ(笑)。
プラモて嫁にムッチャ嫌われるんだって?

今国 どういうこと?

佐藤 元・オタクの端くれから言わせてもらうと、オタクといってもそのジャンルは死ぬほど細分化されてるし、
割とマッチョな価値観を持ってて、「どれだけ知ってるか」「どれだけ命を捧げてるか」という、
“量”をめぐる競争意識が働いてたりするのよ。だから、自分よりすごい人を見ると
「まだまだオタクとは名乗れないな」と思うし、全然浅い人がオタクを自称していると、
「けっ、にわかが!」って腹を立てるわけですよ。だから、一緒くたに「オタク男子」って
くくられること自体に抵抗感を持つんじゃないかな。

今国 なるほど。生粋の体育会系の自分には、よくわからない感覚だなあ。

清田 あとやっぱり、相手を“条件”で見てる感じが気になるよね。オタクは「気が優しそう」とか、
「収入が高そう」とか、「浮気しなさそう」とか、そういうのってその男性の魅力というよりは、
自分にとって都合のいい条件なわけじゃない? 特に「オタク男子=穴場物件」みたいな文脈の場合、
露骨に「いい条件が揃ってる!」「狙い目だ!」って言ってるようなものだよね。
もちろんある程度そういう部分をシビアに見定めるのは仕方ないと思うけど。

佐藤 そうだね。

清田 だから、当のオタク男子側も、そういう部分が魅力だと言われても、手放しで
喜べないと思うなあ。むしろ、ちょっとバカにされてるような気持ちになるんじゃない?

佐藤 実際にネットでも、例えば「婚活女子に人気という『ゆるオタ君』への疑問」なんて
まとめサイトができていて、「ただのコキ使いやすい男じゃね?」「モロ見下してる感じ」
「無礼極まりない考え方」「そんな女と誰が一緒になりたいと思うかね」
「※ただし、(イケメンに限る)」など、いろいろ反発の声があったわ。

小野 でもさ、男だって「料理ができる」とか「胸がデカい」とか「うるさいこと言わなそう」とか、
そういう条件にひかれて女性と結婚したりするわけでしょ。いい条件を備えてることだって、
その人の魅力の一部と言えるんじゃないの?

佐藤 それはどうだろう。あえてひとくくりにするけど、オタクって自分に自信がないんですよ。
誰にも干渉されず、ひっそりと趣味に没頭したいって人もいるし、アニメやアイドルなど、
自分を否定するものがない世界に閉じこもりたいって人も多い。そういう人たちに対して
「あなたは素敵な条件を揃えた優良物件ですよ!」っていくら訴えても、
逆に心を閉ざしちゃうような気がするんだよなあ。

清田 確かにそうかもね。

佐藤 実際にオタクのための婚活イベントというのがあって、参加女性に話を聞いたことがあるんだけど、
「アニメやAKBにお金をつぎ込めるのは安定した収入を稼いでいる証拠だから、
趣味にさえ目をつぶればいい相手だろう」という打算的な気持ちでアプローチしたものの、
全然うまくいかなかったみたい。オタク男子も、女性の意図を敏感に見抜いちゃったんだと思う。

今国 何か、奥深いね!

■アプローチするにはどうすればいいの?

清田 オタク男子が結婚相手としていい条件を揃えているというのは本当かもしれない。
しかし、そこを狙ってアプローチしてもうまくいかない可能性が高い。じゃあ、どうしたらいいんだろうね。

今国 「彼らにうまくアプローチする方法を教えてください」というのが今回の相談だったもんね。

佐藤 そもそもさ、オタク男子と出会う機会ってあまりないと思うのよ。合コンとかには
ほとんど来ないだろうし。職場で知り合うか、あとは趣味のコミュニティに入っていくくらいしかないよね。

清田 共通の趣味があるなら、割と可能性は高いよね。例えば知り合いにハロプロファンの夫婦とか、
ももクロファン同士で結婚したって人がいるけど、同じコミュニティで知り合い、普通に恋愛へと発展したらしい。
同じ趣味があれば、それについて語ったり、一緒にイベントに出かけたりと、関係性を育むための機会はたくさんある.
小野 だとしたら、素人であっても「教えてください」という体でコミュニティに入れてもらい、
いろいろ学びながら仲良くなるって方法もあるんじゃないの?

佐藤 まあ、女性からできることでは、それが一番現実的だよね。オタク男子からのアプローチは
なかなか期待できないだろうし。もっとも、趣味の世界に踏み込まれたくないっていう人もいるだろうし、
現実の女性を怖がっている人もいる。そういう男子に対しては、いくら近づこうとしても難しいかもしれない。

清田 趣味の話を誰かにしたいと思ってるオタクや、興味を持ってくれた人は大歓迎って
オタクじゃないと、そもそも恋愛関係になるのは難しいってことか。

今国 そういうのって、見分ける方法とかあるの?

佐藤 いや、そんな都合のいい方法はないよ。ただ、「話を聞かせて」と言った時ときに、
「どうせ君に話してもわかんないでしょ」みたいな態度をとる人は、ちょっと難しいと思う。

小野 これはオタクに限った話じゃないけど、もしも誰かにアプローチしたかったら、
その人が興味を持っているものに対して、少しでも勉強したりリサーチすることが基本だよね。

清田 その上で「教えてほしい」という態度で接してみたら、相手も悪い気はしないはずだよね。
それを喜んでくれる男性だったら、恋愛的に親しくなれる可能性も高いんじゃないかな。

佐藤 ただね、普通の人からすると理解できないような対象に、尋常ではない熱量をぶっ込むのが
オタクの人達なんですよ。しかもその対象って、ときに女性が嫌悪感を催すものであったりもするわけで……。
だから、踏み込むのにはそれなりの覚悟が必要だと思いますよ。

小野 まあ、相談者の女性が想定してるのは多分「ゆるオタ」で、「ゴルフや車に大金を使う
タイプの男性より」もまだマシ、という程度だからね。例えば、それと同じくらいの大金を
美少女フィギュアにつぎ込む男でもいいのかというと、それならゴルフの方がマシかな、となるでしょ。

清田 だから多分、オタクだからいいとか悪いとかって話じゃないんだよね。
条件で比べてもキリがない気がする。

今国 じゃあ、どうすればいいんだよ!

清田 何でお前が怒るんだよ(笑)。いやさ、結婚って、すればゴールということではなく、
その後も何十年と生活が続いていくわけじゃない? そう考えると、趣味を通じて見える
その人の人間性や価値観のほうがよっぽど大事な情報だと思う。結婚相手としてふさわしいかどうかは、
「オタクかどうか」ってことよりもむしろ、そういった部分を見てみないと判断できないでしょ。

編集部 となると、恋愛経験が少なく、女性とのコミュニケーションが苦手なオタク男子は、
やはり結婚相手として厳しいってことになってしまいませんか?

清田 いや、そんなことはないと思います。今まで話してきたように、相対する側の姿勢次第なんじゃないかと。
その人について本気で知りたいと思ったら、質問しますよね。それに答えてもらって、また質問して……
っていう、ごく当たり前のコミュニケーションは取れるはずよ。

佐藤 オタクの人の話って、ちゃんと聞くと奥が深いし、わけのわからない情熱を持ってる
その人自体がおもしろいってこともよくある。「その人がなぜその趣味にハマっているのか」
という部分に興味を持てたらいいよね。

今国 ちなみに自分はサムライオタクです!

小野 知らねえよ(笑)。

(了)
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2ch掲示板から抜粋

私は全然OKです。

ただ私の性格が一匹狼を好んでしまうため

結婚は不向きかと・・・。

私の周りで結婚した人でオタクなのは一人しかいないかも・・・・。

まぁ、オタクの定義やどれほどオタクかにもよりますよね。

フィギアはほどほどに☆(女性からの印象悪いみたいです)